以下は、ミリオン出版のスペシャルプライス版「警察の正体」から転載しました。

〈転載開始〉

暴追? 笑わせるな! 警察こそ日本最大の暴力団やで

倶楽部ぼおるど事件の取材を続けてきた作家の宮崎学さんに事件の読み方を聞く。宮崎さんは福岡県警が殺人を隠すためにマスコミを使って事件の真相をゆがめていると指摘する。

店舗を解体したのは完全な証拠隠滅や

この事件は最初からクサイと思った。第1報では、城戸君(ぼおるど事件で死亡した真実の被害者)が舌をかみ切って死亡したと報じられたが、直後に「圧死」とされた。それに、投げ込まれたものも、「花火」「火炎瓶」「手榴弾」と次々に変わった。

確認しないまま発表しているんやね。ピンときた。福岡県警は何か隠していると。案の定、事件から1ヶ月くらいで店舗は解体されている。

調べることはたくさんあったのに、完全な証拠隠滅や。

それに、警察は事件直後に城戸君の父親から無理やり「この事件は息子が悪い」という調書まで取っている。もちろん一般客のいる店に乱入するのがええとは言わん。だが、殺されるほどのことなんやろうか。問題はここにある。

従業員や通行人が寄ってたかって殺してしまった。さすがに殺人はまずい。そこで「襲撃してきた人間がやくざだった。殺してもいいんだ」という庶民が納得しやすいリクツを組み立てて、事件を早く片付けてしまおうと考えたんや。もともと福岡県警は小倉のヤクザにはやられっぱなしやから、いい機会やと。

市民を逮捕する前に自分らのエリを正せ

そこで、この事件を機に暴力団追放運動がさもヒートアップしたような雰囲気が作られた。警察の扇動を表に出さず、市民側から自然発生的に起こったようにね。たいして盛り上がってもいないのに、「暴追集会に○○人参加」みたいな。

そりゃ、普通は「暴力はやめましょう」と言われれば賛成する。ワシだって暴力は怖い(笑)。しかし、小倉は身内にヤクザがいる市民も少なくないから、市民運動的な暴追はなじまない。警察も例外ではないで。有名なのは小倉北署長、福岡県警刑事部長などを歴任した喜多村和弘やな。実兄が同じ九州・熊本のヤクザの大幹部やったことは、福岡県警内では公然の秘密。兄の方は「喜多村」を名乗らず、稼業名で通していた。マスコミだって知っている。報道しないだけや。

別に兄弟が何をしていようとかまわん。だが、事件後は、地元のヤクザと親しいとみなした人間を「関係者」として、微罪逮捕している。これも暴力団壊滅作戦の成果となる。おかしいやんか。一般市民を微罪でひっかけるヒマがあったら、まずは自分らのエリを正せということや。

それに、最近の警察不祥事の多さには驚くやろ? 報道されるのはもう隠しようがないものだけやから、表ざたにならないものはもっとある。ロリコンから痴漢や盗撮、強姦、果てはシャブや拳銃の売買、殺人。ヤクザだってようせんことを堂々とやる。警察は、構成員27万人のまさに日本最大の暴力団なんや。

ガサ入れで押収する段ボールはぜんぶカラ

それから、警察べったりのマスコミも問題。東京でも大きく報道されたけど、事件後に城戸君の組の上部団体の本部や関係施設100箇所のガサ入れ(家宅捜索)があった。大勢の警官が入って、ものものしくもジュラルミンの楯までもってね。関与が疑われるのはありだとしても、いきなり本部まで捜索するのはどうなんや。

それで「80人を逮捕」とか報道されたが、よく聞いてみると、10人くらいの人間を再逮捕・再々逮捕しているだけ。しかも、押収物はたった1枚の当番表だけやった。

この事件に限らず、大げさなガサ入れというのは、マスコミへのサービス。だいたいの資料は捜査段階で既に押収済み、ガサ入れの段階で新たに見つかるものはほとんどない。段ボールを何箱も運んでいく映像は、テレビが映像をほしいから。しかもご丁寧に「取材に来い」と事前に知らせている。あの段ボールは全部カラなんやで(笑)。

警察とマスコミの腐敗は、宮崎氏の指摘どおりと思われる。しかし、ここまで腐った原因はどこにあるのか。原点に戻って権力の腐敗を再検証するのがマスコミの責務である。

img822

 

img823

 

img824

 

img884

 

〈転載終了〉

 

広告