以下は、「プライバシーは丸はだか!~マイナンバーに反対する全国集会開かれる」からの転載です。

〈転載開始〉

プライバシーは丸はだか!~マイナンバーに反対する全国集会開かれる

http://www.labornetjp.org/news/2015/1003shasin

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動画(5分半)

マイナンバーの通知開始が目前に迫る10月3日、東京・渋谷で制度に反対する集会とデモが開かれた。主催は「共通番号いらないネット」。さわやかな晴天に恵まれた会場の宮下公園北側広場に、約400人が集まった(主催者発表)。

午後2時。全国集会の最初に、白石孝さんから主催者挨拶があった。同ネット12人の世話人の一人。白石さんは全国各地の集会や学習会に呼ばれ、問題点を解説してきた。仕組みへの無理解や不安も含め、人々の関心は確実に高まっているという。

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制度は「番号付与」と「個人カード」の二本立てで、世界最悪のシステムと言える。もし国民の8割がカードを受け取れば、その所持が義務化され、さらに常時携帯へと突き進む。違反すれば罰則も設けられるだろう。

チップに埋め込まれた顔写真データは、街頭の監視カメラとリンクして、瞬時に照会・認証・特定が可能になる。「カード交付の延期と、全面的な見直しを求めていく」と語った。

■費用対効果は未知数

日本共産党の池内さおり衆議院議員がマイクを握った。 「この制度にはさまざまな欠陥があり、重大な問題をはらんでいる」と切り出した。初期投資が3000億円とも言われながら、費用対効果を政府がまともに計算・公表できないこと。さらに民間事業者、とりわけ 中小企業には、大きな負担となる。100人規模の会社では初期費用約1000万円、運用には年間約400万円が必要になる。 「年金情報漏えい事件の教訓も反省もなしに強行しようとしている。今日を出発点に制度の廃止、中止を」と訴えた。

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上智大学教授の田島泰彦さんは、安倍政権のやりたい放題を厳しく批判。

制度施行の前に「改正案」を出したこと。消費税の還付請求や、NHKの受信料徴収にまでカードを利用しようとする動きを、「民主的政権ならありえな い」と断言。「これは住基ネットをはるかに凌ぐ、正真正銘の憲法違反だ」と憤った。「私たちは違憲状態の政府に従う義務はない。この主張は民主主義社会で は当たり前。極左でも何でもない」と力を込め、「堂々と胸を張って、全国各地で異議申し立てを強めていこう」と呼びかけた。

札幌や千葉からの参加者、地方議員らがそれぞれの地域での動きを報告。その後、デモ行進に出発した。 会場を出てすぐに左折。JRのガードをくぐり、坂道を上がって渋谷区役所の前を左折。土曜日の公園通りは、若者や家族連れで賑わっている。

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■暗黒社会が目前に

「番号もカードも今すぐやめよう」「監視社会はまっぴらゴメン」――先導車のスピーカーからは、ソフトな声でコールが流れるが、復唱する隊列は元気いっぱいだ。道行く人は目を丸くして見つめている。一行はスクランブル交差点手前を、井の頭通りへと右折する。

「番号なくても暮らせる渋谷に」「カードがなくても暮らせる社会に」。狭い道幅の商店街に、参加者の訴えが響きわたる。駅前を横切り、明治通りを進み、集会場の先の解散地点まで。さまざまな色の幟旗が風に揺れ、真紅のプラカードが高々と掲げられた。 「うさぎのマイナは悪魔の手先」。こんなコールも飛び出した。

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巨額の血税を浪費して走り出したこの制度は、人々のささやかな生活に踏み込んでプライバシーを丸裸にし、雀の涙ほどの福祉を取りあげ、あげくには思想信条にまで介入しようとしている。 国家と警察が強大な権限を持つ問答無用の暗黒社会が、目前に迫っている。

秋空の下、デモ行進に足を止め、チラシを受け取った沿道の人々は、通知カードが自宅に届いた時、いったいどうするのか。 10月5日には個人番号が確定し、全国約5500万世帯への発送作業が始まる。各世帯には10月中旬から11月にかけて「通知カード」が届くとされている。

国内に住民票があれば強制的に番号は振られるが、カード交付の申請は、あくまで希望者のみ。つまり任意である。だからカードを作らないことが、抵抗の第一歩になる。 個人番号カードがなくて困ることなど、何もないのだ。(Y)

*10月14日のレイバーネットTVは白石孝さんをゲストに「マイナンバーから身を守る方法」をお送りします。

〈転載終了〉

 

 

 

 

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