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【Yuji Okada Web Site】漆間巌警察庁長官こそ言語道断である(2005年7月25日)

28 月曜日 12月 2015

Posted by poringochan in 警察による選挙妨害, 警察の裏金問題, 捜査用報償費の予算執行を停止, 浅野史郎元宮城県知事

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以下は、Yuji Okada Web Siteさんからの転載です。

漆間巌警察庁長官こそ言語道断である(2005年7月25日)

http://www.okadayuji.net/column/20050725.shtml

〈転載開始〉

漆間巌警察庁長官こそ言語道断である(2005年7月25日)

 国民の血税を、捜査用報償費なる名目で裏金化し、警察が組織的詐取・流用していた問題で、浅野史郎・宮城県知事は同県警の捜査用報償費の予 算執行を停止しました。それを受けて、漆間巌警察庁長官は2005年6月30日、定例の記者会見で、浅野知事について「言語道断」と強く批判しました。

もともと捜査用報償費は、情報提供者や捜査協力者への謝礼など、警察が捜査で使う都道府県費です。それらを過剰請求・カラ請求することで裏金を組織的に 作っていたのが全国の都道府県警でした。今回の問題では、浅野知事が支出を確認するため、関連文書の全面開示や捜査員の事情聴取を求めたのに対し、県警が 「捜査に支障が出る」と応じなかったため、2005年6月27日、関連予算約1600万円の執行が停止されました。
県知事が、県に納められた県民の税金が適正に使われているかどうかをチェックするために、文書開示や事情聴取を要求するのは至極当然のことです。この警察 裏金問題に対する国民の不満はとてつもなく大きく、それに対し、まずはチェックをしようと行動に出た浅野知事の態度は、賞賛こそされ反発されるような、ま してや「言語道断」と叱責されるような筋合いのものではありません。

会見で漆間長官は、「警察にとって情報源の秘匿は絶対的な厳守事項。警察活動全体に対する介入で、言語道断だ」と批判しました。しかし県の 行政の最高責任者である知事に対しても、県警が情報を隠匿するようであれば、税金の適正執行は到底担保できませんし、そもそも裏金問題は全国各地で実際に あったわけですから、警察のトップがこの調子では、全く信用することはできません。何も全国民に公開しろといっているのではなく、知事が行政監督者として 捜査員に事情聴取してチェックしたいと言っているだけです。それすら「言語道断」と一喝するのはまさしく暴言甚だしいと思います。

さらに「予算執行を停止して治安対策にブレーキをかけている。知事は県民の安全安心を守るという責任を果たしているのか」「(不適正執行が あるという)根拠のない話をもとに執行を停止したのは権利の乱用だ」とも批判しました。所管の警察の裏金不祥事は棚に上げて、まさに言いたい放題です。こ れに対し浅野知事は「予算が適正に執行されているという確認がなされていないから、文書を出し、捜査員の聴取をさせてほしいと言っている。知事として当然 だ」と反論しています。まさしく正論です。
大体が、全国の警察が長年にわたり不正経理という「犯罪」をしてきているというのに、それに対して国民への謝罪もしなければ、是正指導もしない警察庁こそ言語道断、ふざけるな、です。

この愚かな長官の発言に対し、報償費問題を追及している仙台市民オンブズマンは2005年7月4日、「長官の発言は地方自治や知事の予算執 行権に対する介入だ」として抗議文を長官あてに送りました。抗議文は、執行停止は宮城県警が監査妨害を繰り返したのが原因で「知事に責任はない」と指摘。 長官は県警に指揮監督権限を行使して自ら適正な執行を証明するべきだと批判しました。本来こうしたオンブズマンの人達は、行政を監視するという団体の目的 から、おのずと知事などの政治家に対して批判的です。そのオンブズマンが知事を庇っているということからも、いかにこの長官の暴言ぶりが際立っていたかが 分かります。

一日も早く、この警察長官は発言を誤りだったと認め撤回し、謝罪すべきです。国民と、国民から選ばれた政治家を、こうも真正面から愚弄する役人を、何故政治家諸氏は見過ごすのか。不思議でなりません。

警察批判は、特に政治家の間ではタブーだとされています。警察に目をつけられると、特に選挙期間中などに執拗な嫌がらせを受けるからです。 選挙期間中は、候補者陣営は少なからず警察の監視下に置かれますが、選挙中に接触のあった人物に対し、任意聴取ということで執拗な取調べを行います。これ は大抵の選挙区・候補者陣営に対して行われていると思います。これをされると、熱心な支持者も、警察に「しょっぴかれた」精神的苦痛で、次からは熱心に選 挙に関わりたいと思わなくなってしまいます。こうして警察は、徹底的に市民の政治参加を妨害しています。警察にたてついて目をつけられた政治家は、こうし たいやがらせを特に執拗にされてしまうのです。

しかし、いやがらせ・脅迫に脅えていては、真に国民のための政治活動は行えません。相手が警察だとしても恐れず、政治家は皆声を上げて、こうした理不尽な実態に立ち向かうべきだと思います。

こうした事例を見るにつけ、本当に日本は「官僚国家」「警察天国」なのだなあとしみじみ思いました。役人が県民の代表である政治家・知事に対して「言語道断」と叱責するとは・・・

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〈転載終了〉

 

 

 

 

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